今回ご紹介するのは、日向市にあるDANBO*DELI(ダンボデリ)の吉川さん。
お店を始めたきっかけや、「ごほうびごはん」への想い、これからの目標をお伺いしました。
忙しい女性にゆったりとした時間を
―お店をオープンしたきっかけは?
吉川さん:
元々バーをしていて、そこが14年目に入ります。
男性は会社帰りにお店に立ち寄ってゆっくりする時間があるけれど、女性はそういった場所や時間がなかなかない。そこで、昼間女性がゆっくりできるような場所を作ろうと思い、平成28年にお店をオープンしました。
はじめはランチのイートインやお客様が少しでも自分の時間を持てるようにおかずのテイクアウトをしていて、お弁当の立ち位置は3番目くらいでした。
そんな中でコロナ禍になってしまい、今はテイクアウトのお弁当がメインになっています。

―お弁当に入っているお米がとても目を引きますが、雑穀米にこだわる理由は何ですか?
吉川さん:
はじめはおしゃれなカフェで出てくる雑穀米に憧れて提供をしていました。自分も毎日食べているとなんだか身体の調子がいい!そこから雑穀に興味を持ち勉強するように。
知識がつきお客様に「なぜ雑穀を使っているのか」「どんな効能があるのか」「お客様の不調を改善するにはどの雑穀がいいのか」を伝えられるようになりました。
でも、お薬ではないので即効性はありません。長期的に続けていくことで効果を感じられるので、一途に雑穀米を提供しています。私も雑穀米のおかげか、大きな病気はしていません。
手軽に雑穀米が食卓に並ぶように
―当社でもお取り扱いさせていただいている「ごほうびごはん」は、どのようなきっかけで誕生したんですか?
吉川さん:
ご利用いただくお客様から「この雑穀米をおうちでも炊きたい」と言っていただき、11種類の雑穀のみの販売を始めました。
その頃、遠方で暮らすごはんが好きな娘から「雑穀米の炊き方がわからない」という言葉を受け、袋を開けて炊くだけでいい雑穀米を作ろうと構想を練り始めました。
そこから約2年の年月をかけ試行錯誤を重ねて「ごほうびごはん」が完成しました。
―「ごほうびごはん」へのこだわりは何ですか?
吉川さん:
まず、日向産の無洗米はどうしても譲れないポイントでした。
そして、九州でしか採れない雑穀を揃えました。雑穀はたくさん入れれば入れるほど身体にいいと思いがちですが、何かに偏ってしまったり何かが多くなるとごはんが臭くなってしまいます。なので、バランスよく絶妙なあんばいで食べるのがおすすめです。
ただ、「美人ごはん」に使用している黒米だけは他と比べてポリフェノールの濃度がすごく高く、抗酸化作用もあってお通じにもいい北海道産のきたのむらさきを使用しています。

―パッケージに描かれた動物たちがすごく可愛らしいです。この動物たちには何か意味があるんでしょうか?
吉川さん:
まず、11穀満足ごはんのトナカイはDANBO*DELIのロゴマークのトナカイをモチーフにしました。一番スタンダードな商品なので、代表という意味で。
お野菜ごはんのサイはおや「さい」から、3種の麦ごはんのつるは日本昔話の「鶴の恩返し」からきています。日本昔話といえばこんもりとしたごはんのイメージがあったので。つるには割烹着を着せています。
こんにゃくコラーゲンごはんは、糖質をカットした商品ということもありスレンダーなイメージのキリンに。美人ごはんのネコは、気まぐれな印象があったのでヒールを履かせて美人感を演出しました。
―ひとつひとつに想いが込められたパッケージにも要チェックですね!
少しでもお客様のために
―今後のお店や「ごほうびごはん」に対する目標はありますか?
吉川さん:
お店は、イートインを復活させたいです。お客様からもお問い合わせを頂きながらもそれにお応えできない状況にあるので、当初のコンセプトでもある女性がゆっくりできる場所をお届けしたいです。
あとは、お弁当のバリエーションをもっと増やして充実させたいです。少しでもお客様に楽しんでもらえるようなメニューを作りたいです。
「ごほうびごはん」は、家事の時間を短縮できて手間もかからないように作りました。少しでも多くの方に認知していただいて、たとえ5分でも10分でもゆっくりする時間を作ってもらえたらと思っています。

「ごほうびごはん」は、みやざき食宝でもお取り扱いしています。下のボタンからチェックしてみてくださいね。
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