【1日分の野菜で心も身体も健康に】ON THE KITCHEN

グルメ

今回ご紹介するのは、宮崎市にあるON THE KITCHEN(オンザキッチン)の常定エミ子さん・鉄平さん。そして、合同会社グロースワークの脇本さん。
お店を始めたきっかけや、米粉を使用したカラフルなパスタができるまでの経緯、今後の展望についてお伺いしました。

1日分の野菜が摂れるお店⁉

コーヒーを入れる鉄平さん

どのような経緯でお店をオープンされたんですか?

鉄平さん:母と母の友人が飲食店をしたいと言ったことがきっかけです。母が当時68歳、「タイミングを考えると今だろう」と思いオープンを決意しました。

数ある料理の中からなぜお野菜のプレートを?

鉄平さん:はじめは定食を扱っていて、FacebookとInstagramを始めると「お野菜が美味しいよね」という声を頂いたことから野菜メインにシフトチェンジ。そんな時に参加した勉強会にて「もう少しインパクトのある商品にしたらいいんじゃないか」というアドバイスを受け、どのようなメニューを提供するか考えていたところ、厚生労働省が野菜を1日350g摂ることを推奨していると知りました。350gの野菜を一度に摂れたら面白いんじゃないかと思い、野菜のプレートを提供しはじめました。

プレートにはさまざまな種類のお野菜メニューが並んでいますが、作るのは大変ではないですか?

鉄平さん:大変ではありますが、郊外の辺鄙な場所に来てくれる理由を考えると手の込んだ料理を作らないと飽きられてしまうと思うし、お客様の半数は女性なので、女性の「ちょこちょこいろんな物を食べたい」というニーズをワンプレートの中で表現しようという想いがあります。
ただ単に量を重ねるのではなくて、いろんな種類・味を考えてようやく完成したプレートです。

お客様のことを考え抜いて作られたプレートなんですね。今後どのようなお店にしていきたいですか?

鉄平さん:店内での飲食はキャパも限られているので、これ以上というのは正直厳しい部分があります。でもお野菜の良さをもっと別の形で広めていきたいので、脇本さんと一緒に食品の開発に力を入れていきたいです。

縁を大切に、食品を広めるお手伝いを

(左)脇本さん(右)鉄平さん

先ほどのお話で、「脇本さんと一緒に食品の開発に力を入れていきたい」とおっしゃられていましたが、オンザキッチンさんとグロースワークさんはどのようなご関係ですか?

脇本さん:常定さんとの出会いは15、16年程前です。前職は建設会社に勤めており、常定さんのお母さまの家やオンザキッチンを建てさせていただいたのがご縁です。
2年前に会社を退職し、グロースワークの事業を進めていく中でオンザキッチンさんの乾燥パスタの件をお伺いし、販売をさせていただく流れになりました。
グロースワークでは食品販売の他に、建築や不動産も行っています。

―ご自宅やお店を建設されたご縁が、このように繋がるとは驚きました!

野菜を取り扱う僕たちだから作れる食品を

(上)ショートパスタ(下)なま

続いて、カラフルな見た目が印象的な2つのパスタについてお伺いしたいのですが、それぞれ種類は何種類ありますか?

エミ子さん:ショートパスタ・生パスタそれぞれ5種類です。
      (玄米、ケール、ビーツ、紫芋、玉ねぎと唐辛子)
玉ねぎと唐辛子は、ペペロンチーノをイメージしたんですよ。唐辛子がいいアクセントになっています。
玄米は身体にいいため、「お米は白米ではなく玄米を食べる」という方もいるくらいですし、ケールはサプリメントでも使用されているほどのスーパーフードですよね。ビーツは「飲む輸血」と呼ばれ栄養価が高いですし、紫芋はポリフェノールがたっぷりで抗酸化作用があります。
使うものによって色がうまく出なかったりするので、素材にはとてもこだわっています。

この商品を開発しようと思ったきっかけは何ですか?

鉄平さん:世界で最も食べられている食品がヌードルだったことを知り、ヌードルを販売しようと思いました。ただ、普通のヌードルだと埋もれちゃうと思ったので、普段から野菜を使ったプレートを提供していたことや、アレルギーの人も食べられるようなヌードルを作りたいと思ったことから、米粉と野菜を使ったヌードルにしました。
調べるとヌードルはグルテンがないとなかなか繋がらないと書かれていましたが、「本当かな?」と思い米粉と水だけのヌードルの開発を進めました。
結果、ショートパスタは添加物なしで繋ぐことに成功しましたが、完成するのに2年の歳月がかかりました。
ショートパスタはなかなか馴染みがないというのもあり、ストレート麺も作ろうと生パスタを開発しました。どちらも当店の野菜粉を入れてオリジナル商品として展開しています。

おすすめの食べ方は?

エミ子さん:サラダやスープに入れたり、炒めた野菜やきのこと和えて食べたり、ゆでたパスタ麺にパスタソースをかけたり、様々な方法でお召し上がりいただけます。
変わった食べ方だと、きな粉と黒蜜をかけて食べるのも美味しいです。ストレート麺は柚子胡椒との相性がばっちりですよ。
ひとつ注意点があるとすれば、米粉を使用しているためくっつきやすいんです。そのため、ゆでたあとすぐ水洗いするとくっつきにくくなりもちもち感も増します。オリーブオイルやドレッシングと絡めておくとコーティングされるので、なおいいです。

今後展開する商品などはありますか?

エミ子さん:ドレッシングを販売する予定です。ブルーベリー、パッションフルーツ、きんかんの3種類あります。その他の味も開発中ですが、そちらはもう少し試作を重ねてから販売に向けて進めていこうと思っています。

ドレッシングも楽しみですね!では最後に、お客様に向けてメッセージをお願いします。

鉄平さん:グルテンフリーで作ったので、アレルギーを持った方や普段から食事に気をつけている方でも安心して食べられます。これからアレルギー対応の食品がどんどん広がっていけばいいなと思っています。当店でも保存料などを使わずにこれからも商品を展開していきたいです。

米粉と野菜の生パスタ」「米粉と野菜のショートパスタ」は、みやざき食宝でも販売しています。
下のボタンからチェックしてみて下さいね。

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