【皆さんに安心・安全で美味しい野菜を】ここんのうえん

今回ご紹介するのは宮崎県東諸県郡綾町で農家を営んでいる”ここんのうえん”さんです。
ここんのうえんさんでは季節ごとの旬な食材を栽培し、宮崎の直売所での販売だけでなく食べチョクやポケットマルシェなどでネット販売も行っており、野菜の生産と販売の担当を分けるという分業制をとっています。
分業制ならではの販売方法やSNS活動など、お伺いする前から気になる話がたくさんありました！
今回はここんのうえんの2代目である、爰野(ここんの)さん、販売促進・ECサイト担当の藤田さんに畑を農園を見学させていただきながら、農園や野菜についてお話を伺ってきました。

いざ、農園へ！
野菜を生産するきっかけ
ネット販売のきっかけ
インタビューを通して
ここんのうえんの詳細
1. 【通販サイト】
2. 【公式SNS】

いざ、農園へ！

ここんのうえんの農園は綾町でも少し標高が高い場所にありました。

こちらの畑は、インタビュー時には、白菜・大根・カブなどを栽培されていました。
色んな種類を作っているそうです。

こちらの畑はネギ畑で、ここに見えている全てがネギです！
1本1本が大きくて、とてもしっかりしています。
野菜は虫には強いですが、他の草に負けると栄養がとられてしまい成長が止まってしまうので、草はこまめにとっているそうです。
夏は雑草の生えるスピードが早く、梅雨時期は抜いても抜いても追いつかないため毎日草取りをしています。

こちらの畑はにんじん畑です！
この大きさの畑たちを管理している爰野さんすごい、、
今年は12月もずっと暖かい日が続いているため今までよりも野菜の成長スピードが早く、収穫時期がずれたりと影響が出て大変だったそうです。
最近少しずつ種類を増やしているそうで、まだ勉強することが多いと話していました。
そして今回は野菜が長持ちする保存方法も教えていただきました。
まず野菜は、畑に生えている向きと同じ向きに保存することが大事だそうです。
土付きのものは土がついたまま保存し、植えられている状態に近ければ近いほどより長持ちします。
ほとんどの野菜が湿気に弱いため、極力常温で保存する場合は、新聞紙やキッチンペーパーをくるんだりするといいとおっしゃっていました。
例えば大根やにんじんはペーパーで包んでラップして立てて置くのが最適なんだそうです。

野菜を生産するきっかけ

元々は爰野さんの祖母が土地を持っており、爰野さんの父がその土地を借りて農業を始めたそうです。
爰野さんが小学生の時からまず日向夏を作り始めたのですが、日向夏は実がなるのに5年程かかるらしく、日向夏と一緒に露地野菜を作り始めたのがきっかけだそうです。
その中で幼い子供たちに、「美味しくて安心・安全なものを食べさせたい」という父の想いを受け継いで、今日まで無農薬の野菜を作り続けています。
爰野さん自身は農業系の大学を卒業後、実家の農業をついだそうです。
爰野さんの野菜を作る上でのこだわりは、野菜を厳しく育てることだそうです。
虫がついても無理にとったりせず、野菜自身の力で自然に育てることを大切にしています。
現在は主に綾町のふるさと納税や直売所で販売しています。

ネット販売のきっかけ

若手農家さんの集まりで大阪に行った際に、各地の農家さんと話す中でたくさんの刺激を受けたそうです。
そのタイミングでポケットマルシェなどのネット販売を知り、他の農家さんの後押しもありネット販売を始めることを決意しました。
最初は爰野さん自身で役場の方やSAP*の方と一緒に始めました。
そして2年前から藤田さんが販売促進・ECサイト担当として活動するようになりました。
コロナ禍もあり、ネット販売を強化していったそうです。
「急にヒーローが来てくれた。」と爰野さんは嬉しそうに話していました。
藤田さんが来てから、農園のドローン撮影やここんのうえんのオリジナルTシャツの作成、SNS強化など色んな活動の幅が広がっていきました。
SAP*：県内の青年農業者で構成され、会員自らの学修と実践の積み重ねによって、魅力ある農業経営を確立するために活動グループ

インタビューを通して

野菜を作る爰野さんと、ECサイト販売や店頭販売を担当している藤田さんが上手く連携をとりながら仕事している様子がとても伝わってきました。
東京で無添加のパンやケーキを手作り・販売している「Glue10Free」さんとコラボも行っており、ここんのうえんの野菜やそれらを使用したスイーツも販売されています。
今まで私は野菜を買う際スーパーにあるものを何気なく手に取り、産地や農薬の有無などを見たり、考えることはありませんでした。
しかし今回、爰野さんや藤田さんのお話を聞いて、自分が口に入れるものについてもっと調べたり、考えるきっかけになりました。
直売所や青果店で旬や産地を調べながらじっくりお買い物するような日を作ろうと思います。
皆さんもこの記事を読んで、ここんのうえんさんの野菜が気になった方は下のリンクから飛んでみてみてくださいね！
爰野さんの野菜への思いやこだわりを知ることが出来ますよ！